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相続の権利に関することで問題が…

土地や家など、不動産はきっちりと分けられないため相続には何かしらのトラブルがつきもの。実際の相続トラブル例を見た上で、どんな対処法をすべきか考えていきましょう。

よくある相続トラブルの体験談

「母が亡くなった際、かなり大きい家といくつかの土地が残りました。当時母と同居していた兄夫婦がうまいこと言いくるめ、全ての資産は兄夫婦のものに。その後、兄弟が『子どものために家を建てたいから土地を譲ってくれ』と頼んだところ、相場価格での売却なら応じる…と。一切の相続をしていないのに自分だけ儲けようとする兄夫婦と他の兄弟が対立し、険悪になりました」

「祖母が残してくれた土地の名義を変えるにあたり調べてみると、土地の名義が祖母単独ではなく親戚の名前が入っていました。親戚は当時長老格で信頼に値する人だったようですが、そちらの親戚筋が所有権を主張してきたのです。運よく知り合いに土地問題に強い専門家がいたので間に入ってもらい、贈与という形で譲ってもらうことができました。」

分けられない資産の配分は難しい

相続のときにトラブルになりやすいのが、土地や不動産など「サクッと分けられない」資産。残す場合は誰が引き継ぐのか、他の相続権保持者にはどう対応するのか。売る場合はそもそも買い手が付くのか、分け前はどうするのか。売りたい派・残したい派で対立している…などなど、パッと思いつくだけでも非常に多くのトラブルの種が出てきます。

土地を分割する方法としては

  • 現物分割(土地をそのまま分ける)
  • 換価分割(売却してお金で分ける)
  • 代償分割(相続した人が他の相続人に金銭を支払う)
  • 共有分割(相続人全員で共有する)

などがあります。相続人それぞれがどういった意見を持っているのかを確認した上で、分割方法をしっかりと決めてトラブルを防ぐようにしましょう。

所有者が健康なうちに分け前を決める遺言状を残してもらうのも、トラブルを回避する良い方法です。書き方によっては無効となってしまう場合もあるので、どのように記述したらよいのか法律の専門家にキチンと確認しましょう。

財産の分け前は自分で適当に割り振るのはなく、事前に相続人同士で話し合いの場を設け、ある程度のことを決めてから文書を残しておくと、スムーズです。

相続に強い不動産専門家に依頼しよう

不動産に関する不要なトラブルを引き起こさないためにも、相続の際はノウハウ・経験豊富な専門家を間に挟むのがベスト。ですが、法律関係の専門家は相談料が高く、何度も依頼するのは現実的ではありません。

そこで、頼りたいのが「相続に強い不動産の専門家」です。相続で売却となる案件を多々担当している、会社で相談できる税理士や司法書士がいる、売却する場合の価値をしっかり見定めてくれる、など素人では判断できないポイントをわかりやすく解説し、トラブルが起こらないような財産分与を手伝ってくれます。

相続はほとんどの方がわからないことだらけで挑むものです。自分達だけで解決しようとせず、きちんと専門家の意見を聞くことで円満解決への道を進みましょう。